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無線LANの危険性について
パソコンが普及した現代で無線LANによって自宅や屋外でのインターネット接続がより手軽になりました。便利になった反面、無線LANは電波でデータを送受信するため、第三者に傍受・盗聴される危険性があります。また、自宅で設置している無線LANのアクセスポイントを無断で利用される危険性もあります。
さまざまな危険性がある無線LANを利用する場合は、セキュリティ知識を高め、無線LANのセキュリティを強化する必要があります。

無線LANを利用する場合の注意点
利用するにあたって、無線LANアクセスポイントを設定する際、初期設定から必ず変更しましょう。
■アクセスポイントを識別するID(ESSID)を変更しましょう
ESSID(別名:SSID)とは、無線LANにおけるネットワークの識別子のひとつです。無線LANは有線LANと違って複数のネットワークと交信が可能となり、「混信」が生じる可能性があります。それを防止する為、ESSIDが一致する端末としか通信しないようすることができます。変更する際は機種や使用者が特定できないものにしましょう。
■データを暗号化する(WPA2)方式等を利用しましょう
無線LANは無線を利用するという性質上、通信内容の傍受(盗聴)や不正利用、アクセスポイントのなりすまし等の危険性が存在します。利用の際は、データの暗号化を行うことで盗聴や不正利用防止に役立ちます。
無線LANの暗号化としてWEPがありますが、暗号が解読されてしまうなど、セキュリティ上問題があります。
無線LANの暗号化には、WPA2-PSK等のより強固な暗号化方式を利用し認証の際に設定する文字数は21文字以上とすることをおすすめします。
■MACアドレスフィルタリング機能を利用しましょう
無線LANのセキュリティ機能にMACアドレスフィルタリングがあります。MACアドレスとはLANなどのネットワークで通信する場合に、コンピュータや通信機器を識別するための固有のアドレスです。無線LANのアクセスポイントに利用を許可するコンピュータのMACアドレスを事前に登録しておき、許可したコンピュータのみ利用させるという設定をMACアドレスフィルタリング機能といいます。この機能を利用すれば、無線LANのアクセスポイントを第3者に利用される危険性はなにもしないより軽減されます。